和仁農園のこだわり

「妥協なき農法」にこだわる

感動するほどおいしいお米を作りたい。そのために私たちが取り組んだことは、「けっして妥協しない」ことでした。
良いと思われることには、徹底してこだわります。
実りの秋に、「和仁農園の自信作です」と胸を張ってお客様に言えること。その瞬間のために、和仁農園の1年があります。

和仁農園の7つのこだわり

1.土づくりにこだわる

お米は稲から生まれ、稲は土が育てます。だから私たちは土を育てます。良質堆肥に適した牛糞をベースに、生ごみ・豆腐のおから等を混合し、酸素と水分を注意深くコントロール。1年かけて「土を育てる堆肥」を作ります。
堆肥による土づくりの良さは、悪天候などの環境変化にも対応できる、元気な稲が出来ることや、ご飯の艶と粘りが向上することです。
稲刈りが終わるといち早く堆肥を散布して土を耕し、土は深い雪の下で疲れを回復させながら春を待ちます。

2.田んぼにこだわる

和仁農園は、地域の皆さんから耕作の依頼を受けた水田でお米を作っています。水田の枚数は350枚ありますが、主食用米を栽培するのはその半分です。
水田の能力には違いがあり、おいしいお米が収穫できる水田だけを選んで主食用米を栽培しています。これも和仁農園のこだわりです。
※残りの水田には、飼料用稲とトウモロコシを栽培しています。

3.適期の収穫にこだわる

稲は昼間作った養分を籾に蓄積しながら収穫を迎えます。ところが夜温が高いと養分の損失が激しく、食味が向上しません。
和仁農園の水田所在地は、9月中旬に夜温が15℃まで下がり、10月に入ると10℃を下回ります。この時期にお米を収穫出来るように春の田植えを決定し、稲の健康を引き出しながら実りの秋を迎えます。
周囲を山に囲まれた飛騨にあっても、和仁農園の周辺は天が広く日照時間は豊富です。
養分を最大に蓄積し、秋の冷気がお米の旨味を整えたとき、田んぼの風景は赤とんぼが映える黄金色に輝きます。

4.適正な収量にこだわる

 稲作農業者にとって「豊作」は共通の願いです。ところが、和仁農園の10アール当たりの収穫量は、地域の水準より2割程度少なくなっています。
けっして米づくりが下手なわけではありません。稲の食味向上と収量増加は相反する傾向があり、私たちはおいしいお米を作るために、あえて収量を抑制しています。
食味向上のための適正収量、これが和仁農園にとって豊作なのです。

5.自然の恩恵(水・光・風)にこだわる

飛騨地方も夏の日中は猛暑日に迫る日が続きます。稲の生育にも影響を与えそうな暑さですが、標高3,000mの北アルプスを源流とする高原川から冷たい水をたっぷり水田に流し、地温を冷やして根の活力を維持することで、稲を夏バテから救います。
さらに光を十分に当てるために標準より広く植えた株の間を吹き抜ける涼風は、稲の病害予防にも役立ちます。
恵まれた自然の恩恵を精一杯活用することが、和仁農園のこだわりです。

6.貯蔵にこだわる

収穫されるお米は、すべて同じではありません。田んぼ一枚ごとに味が違います。それぞれのお米を測定し、区分して保管・販売します。
お米は玄米よりも籾で保管するほうが、鮮度や食味が保たれます。籾はお米にとって最適のタイムカプセルなのです。
一年にわたり新米の美味しさを保持するために、和仁農園では籾のまま保存して出荷の都度、籾摺り・精米を行います。
また、貯蔵温度は低いほど良いのですが、冬季の上宝町の平均気温は氷点下~2℃前後で天然の冷蔵庫、気温が上昇する4月以降は貯蔵庫内温度を制御して、真夏の猛暑でも20℃以下で貯蔵するため、お米の鮮度は維持されます。

7.環境にこだわる

自然の恵みの中で食糧生産を営む農業は、人と環境に対して優しくなければなりません。
和仁農園では、すべてのお米を特別栽培米の基準で栽培しています。特別栽培米とは、環境保護を目的に国が示すガイドラインに沿って、化学合成農薬と化学合成窒素肥料の使用を慣行レベルの50%以下に制限して生産されるお米のことです。
和仁農園では、この削減目標を大きく超える農薬成分75%削減、化学窒素78%削減を実現しています。適期に適切な管理を行って健康な稲を育てることが、農薬削減を可能にし、化学窒素の削減は、堆肥の窒素成分を活用することで実現しています。堆肥の製造と活用自体が地域の資源循環機能を果たしており、お米づくりを通じて、美しい農村景観を守ることが、和仁農園のこだわりです。

和仁農園のこだわりを、
ぜひご家庭で
お楽しみください。